
PFASとは、炭素原子とフッ素原子が共有結合したカーボンフッ素結合をもつ合成化学物質の中で、有機結合が最も強力な化合物の総称です。
PFASは1940年代より幅広い用途で利用されてきましたが、その強力な結合力によって分解されにくく、『フォーエバー・ケミカルズ=永遠の化学物質』と呼ばれて自然界に残存し続けます。
蓄積されたPFASはごくわずかな量であっても深刻な健康リスクにつながるため、世界各国の環境機関は、これらの化合物を1兆分率(ppt)レベルでスクリーニングすることを義務付ける厳格な規制を採択しました。この厳しい要求基準を満たす上で、固相抽出(SPE)は不可欠な分析ツールとなっています。SPEは、目に見えないPFAS分子を捕捉・濃縮する重要なクリーンアップ工程として機能し、規制遵守に必要な極めて高い精度の分析を可能にしています。
SECluteTM PFASの特徴
★厳格な国際規制に準じたラインアップ
SECluteTM は各種メソッド要件に合った充填剤を各種取り揃えています。
★高容量マトリクスー高難易度サンプル向け
ミックスモードとして6mLチューブで溶出とカーボンによるクリーンアップを同時に処理します。
★極限まで抑えたブランクで、最高の検出限界を達成
SECluteTMリザーバとフリットには、PFASフリーであることが厳格に検証された最高品質の素材のみを使用しています。
★精密製造により高い再現性を実現
充てん床のロット間差は2%未満であり、サンプル通液時の均一フロー保証します。優れた再現性と低い標準偏差により、政府機関の厳格な監査に対応できる信頼性の高いデータを得られます。
| METHOD | タイトル |
|---|---|
| EPA 537.1 | Determination of Selected Per- and Polyfluorinated Alkyl Substances in Drinking Water by Solid Phase Extraction and Liquid Chromatography/Tandem Mass Spectrometry (LC/MS/MS) 【飲料水中の選択された(18種類)Per-及びPolyフルオロアルキル化合物(PFAS)の測定 -固相抽出(SPE)と液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析(LC-MS/MS)による】 |
| EPA 533 | Determination of Per- and Polyfluoroalkyl Substances in Drinking Water by Isotope Dilution Anion Exchange Solid Phase Extraction and Liquid Chromatography/Tandem Mass Spectrometry 【飲料水中のPre-及びPolyフルオロアルキル化合物(PFAS)の測定 -同位体希釈アニオン交換固相抽出(SPE)と液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析(LC-MS/MS)による】 |
| EPA 1633 | Analysis of Per- and Polyfluoroalkyl Substances (PFAS) in Aqueous, Solid, Biosolids, and Tissue Samples by LC-MS/MS 【水、土壌、バイオソリッド、組織サンプル中のPer-及びPolyフルオロアルキル化合物(PFAS)のLC-MS/MSによる分析】 |
| ISO 25101:2009 | Water quality — Determination of perfluorooctanesulfonate (PFOS) and perfluorooctanoate (PFOA) — Method for unfiltered samples using solid phase extraction and liquid chromatography/mass spectrometry 【水質-水中のペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)の測定-固相抽出(SPE)と液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析(LC-MS/MS)によるメソッド】 |
| ISO 21675:2019 | Water quality — Determination of perfluoroalkyl and polyfluoroalkyl substances (PFAS) in water — Method using solid phase extraction and liquid chromatography-tandem mass spectrometry (LC-MS/MS) 【水質-水中のペルフルオロアルキル及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)の測定-固相抽出(SPE)と液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析(LC-MS/MS)によるメソッド】 |
| DOD QSM 5.3 | DOD QSM (Quality System Manual-品質システム・マニュアル)は試験メソッドではなく、DODプロジェクトに使用する為の一連の手順であり、QSM 5.3及び5.4は、クライアント組織の指示に基づく民間プロジェクトにも適用される 例:適用できる最終的なUS EPAメソッドが存在しない場合など |

ポリメリック逆相(一般的にSDV:スチレン-ジビニルベンゼンかHLB:親水性-親油性バランスポリマー)
PFAS分子の疎水性炭素-フッ素鎖(テイル部)と結合するため、長鎖PFAS(PFOAやPFOSなど、炭素数が8個以上の化合物)に対して最も優れた吸着効果を発揮します。
アプリケーション例:US EPA Method 537.1 水道水・飲料水試験
弱アニオン交換
pH依存性イオン化を示す弱塩基性基(一次・二次・三次アミン等)で修飾されたWAX樹脂で、水中で陰イオン(負に帯電した酸)となるPFAS分子と強力に結合し、特に回収が難しいとされる短鎖PFAS(PFBA、PFPeAなど)の吸着・保持に最高のパフォーマンスを発揮します。
アプリケーション例:US EPA Method 533 飲料水のスクリーニング
GCB(グラファイトカーボンブラック)/Carbon S
高性能活性炭のような挙動を持つ、特殊な炭素粉末で、試料に含まれる色素、魚類組織の脂質、土壌・泥由来のフミン酸などの不要な成分(夾雑物)を効率的に除去し、サンプルのクリーンアップを強力にサポートします。
アプリケーション例:さまざまな環境試料に対応するUS EPA Method 1633に準拠した、高濃度汚染サンプルのクリーンアップ

| 充てん剤 | 充てん量 | サイズ | 入数 | 型番 |
|---|---|---|---|---|
| PFAS P-WAX | 150mg | 6.0mL | 30 | PWAX.15.00.6 |
| 200mg | 6.0mL | 30 | PWAX.20.00.6 | |
| 500mg | 6.0mL | 30 | PWAX.50.00.6 | |
| PFAS P-WAX / GCB | 500mg / 50mg | 6.0mL | 30 | WXCB.50.05.6 |
| 200mg / 10mg | 6.0mL | 30 | WXCB.20.01.6 | |
| 200mg / 50mg | 6.0mL | 30 | WXCB.20.05.6 | |
| 250mg / 50mg | 6.0mL | 30 | WXCB.25.05.6 | |
| 50mg / 200mg | 6.0mL | 30 | WXCB.05.20.6 | |
| PFAS GCB / P-WAX | 10mg / 200mg | 6.0mL | 30 | CBWX.01.20.6 |
| 50mg / 200mg | 6.0mL | 30 | CBWX.05.20.6 | |
| 250mg / 100mg | 6.0mL | 30 | CBWX.25.10.6 | |
| PFAS SDVB | 500mg | 6.0mL | 30 | SDVB.50.6 |
注)P-WAXは40µmです。
※上記と異なる充てん量やコンビネーションのカラムもカスタムで製造が可能です。
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