TLCカタログ
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サンプル添加後5〜10分経過して溶媒がプレート上で目視できなくなると、プレートが乾燥したとみなされる場合が多いようです。しかし、溶媒の揮発性やサンプルの添加量によっては、より長い乾燥時間をとる必要が生じます。一般的に、乾燥状態(Rf値が安定)になるまでの乾燥時間が長くなれば、Rf値は小さくなります。プレートは保管中も大気中の湿気や蒸気を吸着します。再現性の高いRf値を実現するためには、サンプルを添加する前にプレートを120〜130℃で30〜40分加熱し、デシケーター内で冷却してください。バインダーフリー硫酸カルシウム(Gypsum 石膏)バインダーを使用ハード層、有機バインダーを使用ハード層、無機硬化剤+硫酸カルシウム(Gypsum 石膏)バインダーを使用蛍光指示薬付き(UV254)(全ての担体に付加することが可能です)高性能薄層クロマトグラフィー(High Performance TLC)炭化水素含浸シリカゲル(逆相)エチル修飾シリカゲル(逆相)−HPTLCオクチル修飾シリカゲル(逆相)−HPTLCオクタデシル修飾シリカゲル(逆相)−HPTLCシアノエチル修飾シリカゲル(順相)−HPTLCアミノプロピル修飾シリカゲル(順相)−HPTLC硫酸カルシウム(Gypsum 石膏)バインダーを使用したシリカゲルハード層のシリカゲル、有機バインダーを使用、蛍光指示薬付き層厚250µm500〜2000µm濃縮ゾーン:700µm、300µmから1700µmへテーパー型に傾斜(p.7参照)150〜200µmサイズ20×20cm、10×20cm、5×20cm、2.5×10cm、2.5×7.5cm10×10cmサンプル添加の注意点サンプルの完全乾燥は無視されがちなステップですが、展開の失敗を引き起こす可能性もあります。少量の溶質がプレートの表面に残留していると、展開システムを干渉し分離に影響を及ぼします。5Miles Scientific TLCプレートシリカゲルプレート(ガラス支持体)に使用されるコード一覧Miles Scientific社では様々な吸着剤のTLCプレートを幅広く製造しています。各種シリカゲルの修飾については、下記のアルファベットコードの組合せで担体の種類を識別しています。HGHLGHLFHPTLCRPSRP2RP8RP18CNNH2例:シリカゲルGシリカゲル HLF層厚UNIPLATES■のタイプ一般分析用 TLC分取用 TLCテーパープレート型 TLC高性能 TLC (HPTLC)層厚の数値は名目値であり、実際の厚さとは多少の誤差は生じますが、バッチ間では一定です。プレートサイズUNIPLATES■のタイプ一般分析用 TLC高性能 TLC (HPTLC)上記がスタンダードなプレートサイズですが、20×40cmなど、対応できる範囲内でのカスタマイズも可能です。

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