TLCカタログ
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−−−−○○−○−−−RPS型番P50011P50511P50021P50521P50031P50012P50512P50013P50022P50032● 水系溶媒(水100%まで)の使用が可能● 無機バインダーを使用● HPLCのメソッド開発でクロマトグラフィー条件のスクリーニングに使用が可能サイズ(cm)分取用20×2010×205×2020×2010×205×20250⇒2.5×20cm250250⇒2.5×5cm2502505005001000500500切込−○○25252525252525252525入数2525*蛍光指示薬付=RPSFRPSF型番P52011P52511P52311P52021P52521P52321P52031P52012P52512P52013P52022P52032有機溶媒に耐性のある、化学結合タイプの逆相プレートについてはHPTLC(p.18)をご参照ください。(炭化水素含浸 ≈ 炭素量5%)粒子径:15µm、孔径:60Å層厚(µm)25025012逆相RPS、RPSF UNIPLATES™逆相クロマトグラフィーの保持メカニズムは順相(シリカゲルなど)の場合とは正反対になります。順相クロマトグラフィーの吸着剤は極性の材質で、極性相互作用によって吸着されます。従って、より極性の高いサンプルがより強く吸着され、極性の低いサンプルよりもRf値は小さくなります。移動相(展開溶媒)の極性を高くすることでRf値を大きくすることが可能です。逆相クロマトグラフィーでは、吸着剤は相対的に無極性の材質で、無極性相互作用によって吸着されます。従って、より極性の低いサンプルがより強く吸着され、極性の高いサンプルよりもRf値は小さくなります。一般的に移動相(展開溶媒)の極性を低くすることで、Rf値を大きくすることが可能です。Miles Scientific社の逆相UNIPLTATES™には炭化水素を含浸させたシリカゲルが使用されています。炭化水素はシリカゲルの表面に吸収されていて、シリカ粒子に化学的に結合させたタイプではありません。含浸させた逆相UNIPLATES™は、化学結合タイプのRP18 TLCプレートと比較すると、制限はあるものの多くの利点があります。主な利点として挙げられるのは、水系溶媒の使用が可能で、ほとんどのC18のHPLC充てん剤と同等の反応を示す点です。水100%を移動相(展開溶媒)としても、スポッティング溶媒としても使用することができるので、タンパク質やペプチドなどの極性サンプルを分析する際に大変有用です。水やバッファー、極性の有機溶媒(メタノール、アセトニトリル、THF等)を含む溶媒は使用可能ですが、酢酸エチルかそれよりも極性の低い溶媒や無極性溶媒を使用すると、炭化水素がシリカゲルから抜け落ちてしまうので使用できません。

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