TLCカタログ
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ディッピング(浸漬)は不可。グ(浸漬)は不可。60Å8〜10µm (平均)硫酸カルシウム(Gypsum 石膏、無機性)20〜4060Å19µm (平均)なし1〜89シリカゲルG、GF TLCプレート 250µm20×20cmの場合、型番:P01011(G)、P02011(GF-蛍光指示薬付)シリカ孔径:シリカ粒子径:バインダー:硬さ:溶媒耐性:一般的なクロマトグラフィー溶媒は全て使用可能。水20%まで使用可能。検出法 :本質的に全ての呈色試薬の使用が可能。硫酸の使用及び加熱も可。試薬はスプレー噴霧が推奨される。特徴  :TLCの原型と考えられる、『古典的な』プレート。硫酸カルシウム(Gypsum 石膏)バインダーの使用により、ソフト層で柔らかく、次の分析に回すためにスポットやバンドを簡単に掻き取ることが可能。より多くのサンプルを分離するための、分厚い層のプレート(分取用プレート)を使用した分取分析が必要な際にはベストチョイスとなるプレート。無機性バインダーを使用しているため、硫酸及び加熱による可視化などの破壊的検出法にも対応。硫酸カルシウム(Gypsum 石膏)が水中でわずかに溶け出すために耐水性が制限されるので、スプレー噴霧は可能だが、ディッピング(浸漬)は不可。シリカゲルH、HF TLCプレート 250µm20×20cmの場合、型番:P10011(H)、P20011(HF-蛍光指示薬付)シリカ孔径:シリカ粒子径:バインダー:硬さ:溶媒耐性:一般的なクロマトグラフィー溶媒は全て使用可能。水20%まで使用可能。検出法 :本質的に全ての呈色試薬の使用が可能。硫酸の使用及び加熱も可。試薬はスプレー噴霧のみ可。ディッピン特徴  :ガラスの支持体にシリカ層を付着させる際にバインダーを使用していないため、極めてソフトな層。クロマトグラフィーに影響を及ぼすシリカ層へのダメージを防ぐため、プレートの取扱いには十分に注意が必要。クロマトグラフィーの際にシリカ以外の物質すべてに反応してしまうような分析の場合には有用なプレート。ほとんどの移動相(展開溶媒)に耐性があるが、水は20%まで。検出法の際にディッピング(浸漬)は推奨できないが、優しくスプレー噴霧するのは可能。特記  :とても柔らかく、指でプレートをなでるだけでその部分のシリカ層が剥離します。使用されるバインダーが分析の妨害成分となってしまう場合にのみ、このバインダー不使用のプレートを選択するべきです。そのため、『最終手段』としてのTLCプレートと呼称しています。以前に使用された経験のあるユーザーや、文献等でバインダー不使用プレートの記述を見て使用を決めた場合以外には、他のプレートの使用が推奨されます。シリカゲルG/GF、シリカゲルGHL/GHLF、シリカゲルHL/HLFはもっと頑丈で一般的なプレートですので、それらの使用が難しい場合にのみ選択してください。バインダー不使用のシリカゲルH/HFプレートを製造しているのはMiles Scientific社だけですが、これは決して一般的な使用向けのプレートではないことにご注意ください。

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