SPEカタログ
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⇒夾雑物を洗い落とした後に、保持させた目的成分を溶出する⇒目的成分のみを通過させる疎水性のシリカ基材の充てん剤です。極性マトリックスに含まれるやや極性〜無極性の化合物を保持して極性の夾雑物を洗い落とします。または、無極性の夾雑物を保持させて極性化合物を通過させることも可能です。親水性のシリカ基材の充てん剤です。無極性マトリックスに含まれる極性化合物を保持して無極性の夾雑物を洗い落とします。または、極性の夾雑物を保持させて無極性化合物を通過させることも可能です。荷電化合物を保持します。また、イオン性の夾雑物を除去することも可能です。使用するSPE製品の充てん量が適切でないと、サンプルの回収率の低下につながる可能性が大きくなります。充てん量が多すぎると溶出が不完全となり、充てん量が少なすぎると保持が不完全となります。充てん剤に対する溶媒の極性強度に注意します。最終のコンディショニングに使用する溶媒は、溶出作用を生じないように強度を低くします。バッファー液を使用して潜在的な荷電化合物のイオン化を制御します。洗浄溶媒の強度は、目的物質は溶出せずに、弱く保持されている夾雑物のみを洗い落とせる程度に調整します。少量(1〜2mL)でも目的物質を完全に溶出できる強度の高い溶媒を使用します。Tech. tip充てん剤のベッドボリュームを換算する際には、100mg(ベッドボリューム)を150µL(充てん量)と考えます。Tech. tip保持容量とは、SPEの充てん剤が結合する総容量を指しています。目的物質に限らず、夾雑物も含め、保持される化合物をすべて含みます。Tech. tip『推奨される使用のガイドライン』に記載されている最少溶出溶媒量は、感度を最高にする為の溶媒量を示しています。しかし、アプリケーションによってはより多くの溶媒が必要となる場合もあります。b. コンディショニング溶媒c. 洗浄溶媒d. 溶出溶媒4.  最適な条件を決定して最高の結果を導くSPE製品の適切なベッドサイズ(充てん量)や、コンディショニング溶媒、洗浄溶媒、溶出溶媒を決定します。a. ベッドサイズ(充てん量)2b. 夾雑物を保持させるような充てん剤を選択するb. 順相c.イオン交換2. 保持成分を決定するサンプルの前処理には二つの基本的なアプローチがあります。a. 目的成分を保持させるような充てん剤を選択する3. 適切な充てん剤のタイプを決定するクリーンで回収率の高い抽出を実現するには適切な充てん剤を選ぶ必要があります。a. 逆相はじめにSPE製品の選び方1. サンプルの特徴を知る分析対象となる目的物質が充てん剤に保持される強度は、サンプルの特徴によって左右されます。・マトリックスに対する目的物質の極性・荷電官能基の有無・溶解度・分子量

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